Microsoftは、「Office」に関する何らかのサポートを「iPad」で提供する予定について、これまでのように否定することをやめた。とはいえ依然、そうしたサポートの提供時期や提供方法について具体的な情報は公開していない。
MicrosoftがiPad向けOfficeを開発中だと報じられるようになったのは、「The Daily」の2012年2月の記事がきっかけだ。記事によると、iPad上で動作する「Word」「Excel」「PowerPoint」のデモを、Microsoft関係者から非公式に披露されたという。Microsoftは当時、The Dailyの主張に否定的だった。
その後もMicrosoft関係者たちは、iPad向けOfficeを提供するのか、するとしたら時期はいつになるのか、という質問をかわし続けている。
「OfficeはいつiPadに対応するのか」という質問への回答を避けた直近の例は、現在Microsoftで「Skype」部門の最高財務責任者(CFO)を務めるBill Koefoed氏だ。同氏は米国時間12月4日にNASDAQ OMX International Investor Programで講演した際、OfficeをiPadに対応させることについて、その時期やデバイス間での連続性をMicrosoftがどう考えているかという質問に対し、次のように回答した。
iPadで利用できるOfficeのサービスはいくつかある。「OneNote」がそうだ。「Lync」もiPadで利用できる。おわかりのように、われわれにとってOfficeは「Surface」における明らかな差別化要因であり、また「Office 2013」のリリースを控えてOfficeの勢いは明らかに増しているわけだが、対応製品について、またOfficeが複数のデバイスに対応する件については、今後まだ発表されることがあるだろう(強調は筆者)。
iPad向けOfficeのリリース時期としては、「2013年初め」(The Vergeの情報)や「2013年5月」(再販業者を含むさまざまな情報筋)などがうわさされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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