ニューヨーク発--Spotifyは米国時間12月6日、有料登録会員数が全世界で500万人に達し、このうち100万人が米国の顧客であることを明らかにした。Spotifyの最高経営責任者(CEO)を務めるDaniel Ek氏によると、アクティブユーザー数は世界で2000万人にのぼるという。
Ek氏はニューヨークで開催されたプレスイベントにおいて、米国の有料登録会員数が1年間で100万人を突破したと述べ、他社がこの数字に達するまでには10年かかったと指摘した。これは、最も長い歴史を誇る音楽サブスクリプションサービスの1つであるRhapsodyへのあからさまな挑発のようにも思われた。
同イベントで明らかにされたニュースの1つとして、Metallicaがすべての楽曲をSpotifyに公開したことも発表された。
「われわれは彼ら(Spotify)の準備ができ次第、参加するつもりだった」と、MetallicaのLars Ulrich氏は述べた。同氏は、ファイル共有サービスの象徴とも言えるNapsterが10年以上前に登場した際、同社と争いを繰り広げたドラマーとして有名だ。Ulrich氏は、かつてはNapsterの共同創設者であり、現在はSpotifyのアドバイザー兼出資者であるSean Parker氏とともに壇上に立ったが、かつての敵同士が公の場に揃って姿を見せたのはこれが初めてだ。
Ek氏によると、Spotifyがこれまでアーティストたちに支払った金額は5億ドルにのぼり、このうち過去9カ月で2億5000万ドルを支払ったという。
Spotifyはさらに、新しい「Follow」タブも紹介した。このタブでは信頼できるソースから楽曲のおすすめ情報を入手できるほか、Facebook上の友達が表示され、友達やアーティストなどが推薦する楽曲が紹介される。
新しい「Discover」(発見)フィードでは、ユーザーがフォローしているソースの新譜やプレイリストなど関連性の非常に高い楽曲に加えて、これまでに聞いてきた楽曲の履歴に基づくおすすめ情報が表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境