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サイバーエージェントの新規会員は1日4万人に--大規模プロモーションに確かな手応え - (page 2)

岩本有平 (編集部)2012年12月07日 10時30分
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 何度か現場のスタッフがひるんで予算を落とそうとしていました(笑)ちょっと目を離すと数字が下がっているという状況です。

 ですが、会員数も増加していますし、DAUについても上がっています。ソーシャルゲームなのですぐに大きな変化はありませんが、ゲームの売上も上がってきているので十分です。PCだともう少し時間がかかると思いますが、モバイルだと動きは速いですね。

 ソーシャルゲームの売上について、現状の月額2億円から10億円まで伸ばすと話していますが、これは大丈夫だと思います。決算では3月末までには期待できると話していましたが、社内はもっと高い目標を設定しています。

--とは言え、ユーザーを囲ってゲームで収益化する、というモデルからは抜け出せないという状況です。

 正確に言えば、広告事業で黒字化できていればいいと思います。ただ、ソーシャルゲームの利益の出し方は広告事業と大きく違います。(広告事業だけで)他社のサービスに対して見劣りしているというのは競争環境上よろしくない。そこはやらざるを得ないというところです。

 ただ一方で、オークションサービス「パシャオク」での手数料収益も狙っていますし、マッチングサービスの「Boost」などもやっています。ピグを使ったマッチングサービス「Ameba縁結び」も開始しました。これはピグを通じて会話し、会員になると顔写真を表示するというものです。そのほかに占いコンテンツなども動いていますが、我々もソーシャルゲームだけに頼るだけではありません。

 CMをやってユーザーが増えたことは、サービスの資産になりやすいと考えています。特にブラウザベースのサービスが中心なので、ユーザーは回遊していきます。

--サービスの内製にこだわりがあるということでしたが、他社と組む可能性などはありますか。

 ユーザーと向き合って、リアルタイムにサービスを提供している人がいればいいと考えています。ただ、我々は営業、開発、運用とすべて自分たちでやっています。自給自足する癖がついているからか、あまり社外から「一緒にやりましょう」という声がかかってきません。

--先日Cygamesの一部株式をディー・エヌ・エー(DeNA)に売却していますが、彼らがAmebaスマホでゲームを提供するということもあるのでしょうか。

 Cygamesは外貨を稼いできてくれている会社なので、基本的にはCygamesはDeNAとの強いパートナーシップがあった方がいいと思います。ですが、Cygamesの独立した判断で出す可能性はあります。

--NHN Japanの「LINE」に追随すべく、DeNAが「comm」をリリースし、ヤフーが「カカオトーク」と提携するなどの動きがあります。御社でもメッセージングサービス「DECOLINK」を提供すると発表していますが、競合をどう意識していますか。

 LINEに追いつくのはもう無理なんで、大それた事を考えているわけではありません。DECOLINKは「1万点以上スタンプがあって、それが全部無料」というメッセージングサービスですが、若年層向けにアピールしていきます。ある程度(ユーザーを)獲得していけば、それはコミュニティの1つととらえればいいと考えています。

 よほど流行すれば無料通話もやるかも知れませんが、テレビCMなどもやりません。ただ、意外と出来はいいので、出してみないと分からないところはあります。

--Amebaスマホを展開する一方で、広告事業の再編、強化をするとしています。

 我々はずっと「(代理店から)メディアに変えよう」としてきました。その結果、収益的にもAmebaが支えるメディア企業になったと言えます。スマートフォンが勝負どころとなっている今も、代理店事業はめげずに耐えてきたところがあります。

 2011年10月からは「2年間での変革」ということで、代理店部門からスマートフォンの開発に人を寄せたところがあります。代理店部門に関しては人材が減っても大型顧客に注力することで、結果的には収益が伸びました。ただしあと1年そのままで行くのは、さすがに危ういとなりました。

 ただ、今までのように代理店部門でメディアを作るのではなく、完全に広告代理店として集中して伸ばしていくという方向を打ち出しました。

 代理店事業でもスマートフォン広告をやっていきます。今売上の4割がスマートフォンです。おそらく広告代理店の中では「スマホ化」がダントツに進んでいるのではないでしょうか。

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