Mozillaは米国時間11月20日、19日の「Firefox for Android」リリースに続いて、複数のセキュリティおよび機能アップデートを含む「Firefox」をリリースした。
「Firefox 17」(「Windows」版、「Mac」版、Linux版)で初登場した最大の機能は、「Facebook Messenger」とともに導入されたSocial APIだ。Social APIは、提携ソーシャルネットワーキングサイトが自らのサイトへのアクセスが可能なサイドバーを作成して、常時表示させることを可能にする。新しいブラウザテクノロジの大半は、いかに多くの開発者がそれを統合するか、ということに完全に依存するが、Social APIはそれに当てはまらない可能性が高い。
トラフィックの多いソーシャルネットワーキングウェブサイトは、それほど多くない。そして、Mozillaは今回のロールアウトを慎重に管理している。これはMozillaにとって、変則的な動きだが、統合機能は通常よりはるかに強固である。例えば、Facebookの統合によって、ソーシャルユーザーはFacebook自体を常に開いた状態にしておく必要がなくなった。Social APIは接続の度合いが高まったウェブに対する興味深い反応だが、それが実際に人々を惹き付けるかどうかは、まだ分からない。しかし、Facebookとともに初登場したということは、TwitterやLinkedInといったライバルたちがSocial APIを注視している可能性が高いことを意味する。
Firefox 17のほかの変更点には、「Mac OS X 10.5」のサポート中止や、クリックするまでアドオンの実行をブロック(click-to-play)するリスト作成機能の追加が含まれる。他のセキュリティ面での変更としては、iFrame向けに「sandbox」属性のサポートがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」