ASUSTeK Computerは11月14日、デュアルスクリーンを搭載した11.6型のウルトラブック「ASUS TAICHI」など14モデル21製品を発表した。
ASUS TAICHIは、ノートPCとしての性能とタブレットの手軽さを併せ持つ製品だ。陰陽が形づくる「太極=TAICHI」のような相反する要素を高い次元で融合させたとして名付けられたもの。11.6ワイド フルHD IPS液晶(1920×1080ドット)を2つ搭載する。内側のノートPC面はノングレアで、タブレット面はグレア仕様だ。なお、内側はタッチパネル非搭載となる。いずれも上下左右178度の広い視野角を持つという。
スクリーンは、(1)内面のスクリーンのみを使用し、キーボード入力できる「ノートパソコンモード」、(2)天板を閉じると自動的に切り替わり、256段階の筆圧を検知できる専用EMRペンが利用できる「タブレットモード」、(3)2つのスクリーンに同じ画面を表示する「ミラーモード」、(4)2つのスクリーンに異なる画面を表示する「デュアルスクリーンモード」──の4つに切り替えられる。
CPUは、インテルCore i7-3517Uプロセッサを搭載し、メインメモリは4Gバイト。SSDは256Gバイトだ。USB 3.0×2とSDメモリカードスロット(SDXC)を搭載し、サイズは幅30.6.6mm×奥行き199.3mm×高さ3mm〜17.4mm。重さは約1.25kg。駆動時間は約5.2時間。市場想定価格は13万9800円で、12月8日に発売する。
ASUSTeK Computerの会長Jonney Shih(ジョニー・シー)氏は、「現状に満足し、留まってはいけない」とし、“Incredible”を同社のマニフェストとして掲げ、新たなことへと挑戦していくと語る。そうした中で生まれたものの1つが、今回のASUS TAICHIだ。
「ASUSは創立から20年以上が経過する。当時はテクノロジに長けた人が対象だったが、今では赤ちゃんでさえタブレットで遊ぶ時代になった。しかし、1つだけ変わらないものがある。想像を超えたその先へ挑もうという姿勢と、シームレスなエクスペリエンスをお届けしたいという探究心。いかにテクノロジが進化してもゆるぎのないもの」と熱く語った。
このほかにも、ノートPCとして、3万9800円の13.3型ワイドTFTカラー液晶搭載のエントリーモデル「X301A」(12月中旬以降発売)や32Gバイトのメモリ、NVIDIA GeForce GTX 670Mなどを搭載したゲーミングノートPC「G75VW」(11月23日発売、20万9800円)など計5モデルを発表。
デスクトップPCは、自由な角度で楽しめる23型マルチタッチクリーンを搭載した一体型モデル「All-in One PC ET 2300INTI」(12月中旬発売、14万9800円)や幅92mm×奥行き325.6mm×高さ242mmとコンパクトな「CP3130」(4万9800円〜7万9800円、11月17日〜11月下旬)など計8モデルを発表した。
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