nana musicは11月8日、音楽コラボレーションアプリ「nana」をアップデートし、世界展開を開始した。世界各国のApp Storeにて無料でダウンロードできる。
nanaは、iPhoneのマイクを使って録音した歌声や演奏にエフェクトをかけてアップロードし、世界中のユーザーと共有できるサービス。また、他のユーザーが投稿した音源に自分の歌声や演奏を多重録音し、別の音源としてアップロードすることもできる。
8月21日に国内リリースをしたnana。リリースから2カ月でのユーザー数は4400人。投稿された音楽の総数は1万件を超えた。今回のアップデートでは、英語に対応。さらにTwitterやFacebookなどへの音楽共有機能を追加したほか、録音時間を60秒から90秒に延長。さらに再生画面からコラボレーションされていく過程を追える「コラボ一覧」、友人検索など、ユーザーから要望の多かった機能を実装している。
「世界のユーザーが非同期でセッションできる、がコンセプトのサービス。今回の世界版のリリースとアップロードで、言語に関係なく音楽を通じてつながる、という本来の意味でのnanaのコンセプトが実践できるようになった」と、代表取締役CEOの文原明臣氏は語る。
9月のサービスリリース以降、1つの投稿に20~30件のコメントがされたり、Twitterのハッシュタグ「#nanamusic」上でのやりとりがなされるなど、ユーザー同士のコミュニケーションも活発だという。また、あるユーザーが楽器での伴奏をアップロードして、それに合わせて歌を歌う、といったコラボも生まれている。「ただ音楽をアップロードするだけでなく、音楽を通じてコミュニケーションをするというサービスへの思いが形になってきた」(文原氏)
nana musicでは、今後1年間でnanaのユーザー300万人を目指す。また、Androidアプリや「聴く」ということに重点をおいたウェブ版を用意する予定だ。コミュニケーション機能についても強化していく。
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