仮にiPad miniにRetinaディスプレイと、新しいA6プロセッサがあり、価格がもう少し安ければ、今年のAppleのマストアイテムになっていただろう。それらなしでも、これは十分に相当な魅力のあるデバイスだ。329ドルのiPad miniは、Appleが作っているiOSデバイスの中で、もっとも安いものの1つだ。299ドルを払って、同じプロセッサで、2倍のストレージがあり、シャープだが小さな画面を持つiPod touchを買うよりもよりも、iPad miniを選ぶべきだろうか?iPod touchは小さい。iPad miniは離して使うことも、電子書籍を読むことも、タイプすることもできる。iPod touchでも同じことはできるが、それほど快適ではないはずだ。結局、これは選択の問題になる。iPad miniではすべてのAppleのアプリが使える。そして、雑誌やニュース、図が多い本を読むには向いている。
私には、iPad miniが誰のためのものかよくわからない。予算を気にする人向けか、子ども向けか、あるいは2台目のiPadが欲しい人向けだろうか。社外で使える、持ち運びしやすいiPadを欲しがる企業はあるだろう。車の中にiPadを据え付けたい人向けか。実は、私はiPad miniが誰のためのものかわかったように思う。iOSがこれほどの広がりを見せている中、別の使い方、別の形のものが欲しいという人がいるはずなのだ。これは単純なことだ。iPad miniは万人向けのものではない、それがポイントだ。「iPod」と「iPod nano」のように、違う人向けの、違うスタイルなのだ。最後にこう言っておきたい。iPad miniを実際に目にすれば、欲しくなるはずだ。ただしそのときには、自分にはiPad miniは必要ないかもしれないと自問自答してみてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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