Appleの第4世代「iPad」を修理しようとすればかなり大変な作業が必要だ、とiFixitが報じている。
iFixitが第4世代iPadの内部を調べようとしたところ、本体が接着剤でしっかり封じられていた。ケースを開けるには、熱で接着剤を柔らかくしてからギターピックを差し込んでこじ開ける必要があったが、幸いにも本体に傷は付かなかった。
バッテリは、第3世代iPadと同じくケース背面にしっかりと接着されているため、取り外して交換するのは難しい。だが、これは予想されていたことだ。Appleは、自社のモバイルデバイスに特殊な設計を施し、ユーザーがバッテリを自分で交換できないようにしている。
少しばかり良い話をすると、「Lightning」コネクタは接着剤で取り付けられているものの、取り外すのがそれほど難しくないことがわかった。また、この新しいコネクタは専用のリボンケーブルを使っているため、交換するのにそれほど費用はかからない。
良くないところを挙げると、小型のLightningコネクタを新たに採用したにもかかわらず、Appleは内部のスペースを有効利用できていない。Lightningケーブルは、30ピンコネクタに使われていたのと同じ大きさのフレームに収まっている。
「スペースを節約して、より大型で高品質のスピーカーを搭載してほしかった。これには本当にがっかりだ」と、iFixitは述べている。
結局、iFixitは第4世代iPadの修理しやすさを10段階評価でわずか2と評価した(10が最も修理しやすいことを表す)。低い評価を下した理由についてiFixitは、液晶ディスプレイを取り外さないとフロントパネルのコネクタにアクセスできないことを挙げた。液晶ディスプレイ自体がスポンジテープでフロントパネルに取り付けられているため、本体を分解する際にパネルを壊してしまう確率が高いという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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