コイニーは10月25日、カード決済サービス「Coiney」の利用者向けに申込みの受付を開始した。
Coineyは、専用のカードリーダーをスマートフォンのイヤホンジャックに差し込み、アプリを立ち上げることで、スマートフォン上でカード決済を実現するサービス。まずはiOS向けにサービスを提供。利用手数料は決済金額の4%となる。6月に先行登録を実施して試験的にサービスを展開していたが、いよいよサービスを本格化する。
まずはウェブサイト上で利用を希望する小売店などの申込み受付を開始する。実際にリーダーやアプリを利用者に提供し、サービスを開始するのは11月中旬になる見込み。
コイニーは2012年3月の設立。代表取締役の佐俣奈緒子氏はPayPalの国内チームでオンライン決済サービスに携わってきた。同社は10月にサイバーエージェント・ベンチャーズが開催したスタートアップ向けのイベント「RISING EXPO 2012 FALL」で最優秀賞を受賞している。
スマートフォンを使った決済サービスは、すでに米国では「Square」や「PayPal Here」などが提供されている。Squareの年間取扱高はすでに60億ドルとなっている。国内でもソフトバンクとPayPalが共同でPayPal Hereを展開するほか、楽天も同様のサービスを提供する予定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」