博報堂DYメディアパートナーズは10月23日、スマートフォンユーザーを対象とした企業向けO2Oサービス「じぶんクエスト」の提供を開始した。ゲームの手法をゲーム以外のビジネスに応用する「ゲーミフィケーション」と呼ばれる手法を活用している。
じぶんクエストは、スマートフォンサイト上で観光地巡りや店舗巡り、スタンプラリー、スポーツ観戦回数競争など、「クエスト」と呼ぶゲームに参加できるサービス。ユーザーは自分のソーシャルメディアのアカウントを登録し、クエストの過程や結果をソーシャルメディア上の知人に伝えることもできる。
顧客企業は、クエスト内で参加者に向けた課題を設定し、販促や集客、商品理解を促進できる。スマートフォンのGPSを用いたチェックイン機能で、参加者の位置情報を記録し、動画やクイズの配信や配信する情報を時間帯別に制御することも可能だ。
サイトのアクセス数(PV)や訪問者数(UU)を参加者の性別や年齢、居住地、時間などの単位で分析できるので、提供中のクエストの課題を早期に発見し、迅速に改善できるという。顧客企業としては製造業や小売業、旅行会社、イベント会社などを想定している。
サービス開発では博報堂DYメディアパートナーズが企画を担当。つながる科学研究所がウェブサイトのデザインを担当し、ハムステッドがプログラム開発を行った。ゲーミフィケーションの活用で共通の基本プログラムを複数の企業に提供することで、低コストかつスピーディーなサービス導入を実現しているという。
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