KDDIと沖縄セルラーは10月17日、2012年秋冬モデルとして、スマートフォン9機種とタブレット1機種を発表した。うち8機種を11月2日に一斉発売する。
秋冬モデルは、ソフトバンクモバイル、NTTドコモともにフィーチャーフォンを発表しているが、KDDIからはない。ただし、2012年夏モデルで3機種を発表している。
スマートフォンは、いずれも4.0インチから5.0インチの大画面ディスプレイモデルがラインアップする。全モデルで高速通信LTEとテザリングに対応したほか、ワンセグとFeliCaも搭載した。さらに全9機種のうち、GALAXY S III Progre以外の8機種で赤外線と防水に対応するなど、日本向け機能も充実させた。
タブレットは「AQUOS PAD」(シャープ製)で、7インチ(1280×800)新世代ディスプレイ「IGZO」を搭載し、明るくキレイな表示と省エネを両立させたという。発売は12月中旬を予定している。
今回のハイエンドモデルとなるのは、「HTC J butterfly」(HTC製)だ。5月に発売された「HTC J」の後継モデルで、今回のラインアップで唯一、最新OS Android 4.1を搭載する。今回は、チップセットをデュアルコア(MSM8660A)からクアッドコア(MDM9615+APQ8064)へと強化した。大画面の5インチ(1920×1080)super LCD 3 FHDディスプレイを搭載したほか、F2.0のカメラを備える。バッテリは大容量の2020mAh。なお、LTEに対応した代わりに、WiMAXには非対応となっている。防水、おサイフケータイ、ワンセグに対応する。発売は12月上旬を予定している。なお、このHTC J butterflyとAQUOS PAD以外は、すべて11月2日の発売となる。
クアッドコアを搭載した製品はこのほかに「Optimus G」(LG電子製)があり、チップセットはAPQ8064+MDM9615M。4.7インチのHD IPS液晶(1280×720)を搭載し、メインカメラは約1300万画素を備えるなど、ハイスペックなモデルだ。
5インチのHTC J butterflyに続く大画面ディスプレイモデルは、約4.8インチ(710×1280)の有機ELを搭載した「GALAXY S III Progre」(サムスン電子製)で、メインカメラは約810万画素。バッテリ容量も2100mAhと大容量だ。なお、おサイフケータイ(FeliCa)には対応するが、NFCは搭載していない。
もっともカメラの画素数が高いのは、約1312万画素で光学手ぶれ補正に対応する「AQUOS PHONE SERIE」(シャープ製)で、4.7インチ(1280×720)HD S-CG Silicon液晶を搭載した。
このほかにも、耐衝撃、防水、防塵性能搭載のスマートフォン「G'z One TYPE-L」(カシオ計算機製)が登場した。2520mAhの大容量バッテリを搭載した「DIGNO S」(京セラ製)は、大画面4.7インチHD液晶(1280×720)で、待受時間は約580時間だ。
4.3インチのディスプレイ搭載モデルは、「Xperia VL」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)と「ARROWS ef」(富士通モバイルコミュニケーションズ製)、「VEGA」(PANTECH製)の3つだ。
Xperia VLは、手のひらにジャストフィットする、厚さ8.7mm、幅65mm、重さ約120gのボディを特長とする。またARROWS efは、狭額縁技術により、4.3インチのHD TFT液晶で防水・防塵ながらも幅62mmに抑えた。VEGAは、タッチせずに、ジェスチャーでメール確認や音声着信、ワンセグ再生などに対応するモーション認識機能を搭載している。
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