NTTドコモは10月11日、2012年冬モデルとして、スマートフォン10機種とタブレット1機種、iモードケータイ4機種、フォトパネル、モバイルWi-Fiルータの計17機種を発表した。11月から順次発売する。
今回のドコモが掲げるテーマは「生活にベストフィット 最速Xiスマートフォン」だ。スマートフォンおよびタブレットの11機種とモバイルWi-Fiルータでは、受信時最大100Mbpsの高速データ通信サービス「Xi」(クロッシィ)に対応する。
端末に加えてドコモクラウドのサービス拡充と「dマーケット」の拡大を発表。“生活にベストフィット”するサービスを目指す。
ドコモクラウドでは、「しゃべってコンシェル」の対象ジャンルや呼び出し対象機能を拡充。電車の遅延状況を尋ねると、iコンシェルの設定情報をもとに、ふだんユーザーが使用している路線について調べるなど、よりパーソナライズされた回答も可能になるという。11月より順次開始する。
また、しゃべってコンシェルのキャラクターを拡大し、従来の「ひつじのしつじくん」に加えてハローキティやけいおん!!など、35のキャラ(料金はコンテンツプロバイダによる)から選べるようになる。
今回のデモでは、NTTドコモ代表取締役社長の加藤薫氏が「ちびまる子ちゃん」との対話を披露。加藤氏が「好きな食べ物はなに?」と尋ねると、「あたしが好きなのはプリンだよ」とキャラクターの声や性格も再現して答える。加藤氏は「雑談も可能になった」と楽しさをアピールした。
しゃべってコンシェルは、ゲストとして登場した広末涼子さんや清水くるみさんからも好評だ。「なんの用事がなくても話しかけちゃいそう」(清水さん)とアピールした。
このほかにも、電話帳をクラウド化し、自分のプロフィール情報を変更した際に電話帳に登録している友人へ一斉に通知できる「電話帳変更のお知らせ」機能なども追加。さらには、2013年1月をめどに「spモードメール」をクラウド化し、機種変更時のデータ移行や故障や紛失時などのデータ復活なども簡単にする。
dマーケットでは、新たに2ジャンルを追加し、「dゲーム」を11月下旬から、「dショッピング」を12月中旬から開始する。dゲームは、ブラウザベースで提供することで、マルチキャリア展開し、iPhoneや他社製のAndroidスマートフォンにも対応する。キャリアを限定せず友人らと遊べるようにする狙いがあるという。
dゲームは、バンダイナムコゲームスやコナミデジタルエンタテインメント、セガなどの大手企業と協業し、厳選したゲームをドコモが提供。まずは、ドコモオリジナルの新作3タイトルを含め、15タイトルを提供するという。
有料コンテンツは、前払いでチャージできる「dコイン」ほか、「ドコモのケータイ払い」に対応。ドコモユーザーであれば、より手軽に決済できるほか、ドコモポイントの使用などドコモならではの優位性をアピールしていく。
dショッピングはドコモユーザーのみを対象としたもので、1月に買収した「らでぃっしゅぼーや」の有機野菜や「オークローンマーケティング」の通販商品など約7万アイテムを取り扱う。また、6月に子会社化を発表した「タワーレコード」のオンラインショップへのリンクを貼って連携する。ドコモポイント交換による商品購入も可能で、しゃべってコンシェルに対応し、話しかけると商品が探せる機能なども提供する。
端末やサービスに加え、割引きキャンペーン「Xiスマホ割」を10月18日より開始する。Xiに対応したスマートフォンを購入し、「タイプXi にねん」など指定の料金プランおよび割引サービスを契約したユーザーに対し、基本使用料に相当する780円自動的に割り引くサービス。
なお、継続利用期間が10年以上の契約者は、10月1日に開始した「ありがとう10年 Xiスマホ割」と併用することで、2年間割引きされるとしている。
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