米国adonitから7月に発売された、iPad 2と新しいiPad専用の筆圧感知対応Bluetooth搭載スタイラス「Jot Touch」。日本では、プリンストンテクノロジーから9999円で販売されている。Jot Ready(Jot Touchに対応した)アプリの数はそれほど多くはないが、待望の筆圧感知機能はどのようなものか、実用性はあるのかをレビューしたい。
Jot Touchの色は、現在のところ、シルバーとレッドの2色。今回はレッドを注文した。高級スタイラスにふさわしく、パッケージはかっこよくデザインされていて、開ける前からわくわくする。箱の帯となっているシールには、カットする場所に点線が印刷されているが、箱の下側面にも透明シールが貼ってあるので、こちらもカットしないと開かない。気づかなくて苦労してしまった。
Jot Touch本体のほかに、箱の下部に予備の導電性ディスク、保護キャップ、USB充電ドックが入っている。予備の導電性ディスクは、すぐには使用しないであろうから、箱ごと保管しておくのがよさそうだ。保護キャップは、きっちりスペースにはまりすぎていて、取り出すのに苦労した。マニュアルとJot Touchに対応している(Jot Ready)アプリの紹介は、1枚ずつバラバラのカード形式になっており、一見お洒落だが、保管となるとクリップなどでまとめておく必要があるので、面倒かもしれない。
Jot Touchは、Bluetoothを使用するため充電が必要だ。充電用のUSBドックが付属しているので、これをPCのUSB端子に接続して、Jot Touchを穴に差し込む。差し込むといっても、強力な磁石がドックに内蔵されており、Jot Touchのお尻の部分を近づけるだけでカチッと音がして、Jot Touchを立てることができる。基本的には、Jot Touchを立てるようにUSB充電ドックを設置するが、この強力な磁石のおかげで、Jot Touchが横向きでも大丈夫そうだ。
Jotシリーズのスタイラスの特長は、先端の透明な導電性ディスクにある。ボールペンのような球状の先端に、この透明のディスクがくっついている。Jot Touchの場合、筆圧感知に対応しているという特性に合わせて、この先端に軽く弾性がある。ディスクが透明のため、球とiPadの画面との接点、つまり、描画中の線とペン先が見えるので、アナログのペンと紙を使っている時の感覚でiPadとスタイラスを使える。ただし、これが使いにくいという意見もあるので、多少の慣れが必要かもしれない。
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