人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の連載25周年と、原作者・荒木飛呂彦氏の画業30周年を記念した「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」が、10月6日~11月4日の約1カ月間にわたり、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催される。入場には日時指定前売券が必要となっており、すでに土日祝日の前売券は完売しているという。平日日時指定券は現在も購入可能で、前売券が予約数に達しなかった場合のみ、会場で当日券を販売するとしている。
東京展に先立ち、7月28日~8月14日には、荒木氏の出身地である仙台市で「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S 市杜王町」が開催。仙台展では前売券の販売状況が予想を上回ったことから、会期中の土日の当日券の販売を中止。また、連日長蛇の列ができ、急遽入場制限や整理券を配布するなど、大盛況のまま幕を閉じた。
ジョジョ展では、ジョジョの奇妙な冒険(ジョジョ)第1~8部のほか、「バオー来訪者」などジョジョ以前の初期作品や、「岸辺露伴 グッチへ行く」などのコラボ作品を含む、200点以上の原画を展示。仙台展の展示空間は白を基調としていたが、東京展では黒を基調としており、仙台展とはまた違った雰囲気や演出を楽しめる。
また東京展では、荒木氏がジョジョ展のために描き下ろした9点の新作原画を展示。このうち、日本の風景とともにシリーズ各部のキャラクターが描かれた8点の原画は、「ジョジョ日本八景」と名づけられた連作となる。すでに公開されている3点のキービジュアルを除く5点が、東京展で初公開となるという。
原画のほかにも、第3部の主人公・空条承太郎やDIOの等身大フィギュアを初公開。また仙台展で展示された第4部の主人公・東方仗助や岸辺露伴の等身大フィギュアや、大日本印刷のAR技術を使った「ジョジョの奇妙な杜王町MAP」「ジョジョの奇妙なスタンド体験」なども展示する。
さらに、ジョジョ25周年企画のインタラクティブメディアパートナーであるグーグルの技術を使って、作品とファンをつなぐ取り組みも展開。荒木氏が監修したグーグルをイメージした遠隔操作型のスタンド「リモートロマンス」を、Google+のビデオチャット機能「ハングアウト」を使って、ユーザーが自由に操作できるといった演出も用意されている。
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