人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の連載25周年を記念した「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」が、仙台で開催中だ。初日となる7月28日には、原作者の荒木飛呂彦氏や仙台市長による、オープニングテープカットが行われた。
ジョジョ展は、荒木氏の30年にわたる執筆活動を記念して開催される原画展。第1~8部のほか、ジョジョ以前のすべての作品も含めた100点以上の原画が展示される。まず7月28日~8月14日まで、仙台市のせんだいメディアテークで「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S 市杜王町」が開催され、その後、10月6日~11月4日まで、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」が開催される。
仙台展は、第4部と第8部の特別コーナーを設けるなど杜王町にフィーチャーした構成となる。また、展示空間も白を基調とした演出になっており、黒を基調とした東京展とはひと味違った内容になるという。AR技術を使ってiPadをかざすことで不思議な体験ができる「ジョジョの奇妙な杜王町 MAP」など、ジョジョの世界観を体感できるさまざまな仕掛けを用意。仙台展でしか購入できない複製原画なども販売する。
テープカットに際し挨拶した荒木氏は、「定禅寺通りのけやきを見ると仙台だなと思う。そこに建っているモダンな建物とあわせて杜王町のイメージが完成している。こんなに素晴らしいところで育てていただいた仙台市からご依頼を受けて、原画展を開かせていただけることは本当に光栄ですし、夢にも思っていなかったというか、そういうことが起こるのかと感動している」と喜びを語る。
また、仙台市長の奥山恵美子氏は、「前売券はすでに47都道府県すべてからお申し込みをいただいている。この施設が開設して10年になりその間にさまざまな展覧会があったが、すべての県から前売券の購入があったというのは初めてであり、おそらくは空前絶後のことになるのではと思う」とコメント。ジョジョ展を通じて、「私達の明るい一歩に背中を押してくれることを心から期待している」とした。
なお、仙台展は前売券の販売状況が予想を上回っているため、会期中の土日の当日券の販売を中止。また混雑状況によっては入場制限や整理券を配布するとしており、チケットを持っていてもその日に入場できない可能性があるという。初日となる7月28日も、オープン時には数百人の行列ができており、11時時点で17時半に入場できる整理券を配布していた。会期中の会場の情報は公式ツイッターで確認できる。
仙台展の開催に併せて、ローソンは第4部に登場するコンビニエンスストア「OWSON」を、ローソン仙台柳町通店(宮城県仙台市青葉区一番町1-8-3)で再現している。7月28日~9月30日までの期間限定で、店頭看板や外観がOWSON仕様になる。
店舗内には、ジョジョの奇妙な冒険の書籍やグッズを集めた特設コーナーをつくり、同店だけの限定商品「OWSONオリジナルグッズセット」も販売する。オリジナルのノート、マジック、ボールペンのセットとなっており、価格は1000円。また、買い物をした先着1万人には、商品を「OWSON限定オリジナルレジ袋」に入れて渡すという。
さらに、9月11日から全国のローソンで、ジョジョとコラボしたオリジナル商品全12品を販売。オリジナル商品についている応募券を5枚集めて応募すると抽選で100人にオリジナルジオラマが当たる。対象のお菓子を2個購入すると、各店先着でオリジナルクリアファイルが1つ(全8種)もらえるキャンペーンも実施する予定だ。
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