「『iPod』の父」ことTony Fadell氏は2011年秋に新興企業Nest Labsと同社製品の「Learning Thermostat」(学習するサーモスタット)を発表したが、サーモスタットがセクシーだと思われたのはおそらくこの時が初めてだっただろう。
とりわけ退屈な家庭用電気器具の1つであったサーモスタットに、Appleスタイルのデザインとユーザーインターフェースをもたらした最初の製品が登場してから1年足らずの米国時間10月2日、Fadell氏のNest(本社カリフォルニア州パロアルト)は、スリムになった第2世代のLearning Thermostatを発表した。より多くの家庭で利用できるよう設計された第2世代機は、新たな柔軟性と機能を提供する。価格は249ドルで、2012年10月中旬に発売される予定だ。
新しいLearning Thermostatは、第1世代と同じ電子部品を採用しながらも、それらを前モデルより20%薄くなったスマートなステンレス製の筐体に収めている。加えて、内部のコネクタを8個から10個に増やしたことで、米国およびカナダの低電圧の住宅冷暖房市場への対応が、第1世代の75%から95%へと拡大するという。
Nestの製品部門を率いるMaxime Veron氏は、「当社が目指しているのは、さらに要求が高い顧客層に製品を届けることであり、それによって顧客らは、より進んだハイエンドのシステムを今まで以上にコントロールできるようになる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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