「Nest Learning Thermostat」が新しくAppleから販売されることになった。
「iPhone」や「iPad」で有名なAppleが現在、このハイテクサーモスタットを同社のオンラインストアにおいて249.95ドルで販売している。ただし、Nest Learning Thermostatは従来のサーモスタットとは異なる。
「Learning」という語が名称に含まれているように、Nest Learning Thermostatは、ユーザーが好む温度を学習して記憶し、自動的に温度を下げたり上げたりする。家の中に誰もいないときには、自動的に停止する。また、遠隔制御の機能も搭載されており、任意の場所からiPhone、iPad、「Android」端末、または「Mac」を介して温度を変更することができる。
Nestの最新の販売体制が報じられるのは、これで2度目である。同社は米国時間5月29日に、カナダでの販売を開始すると発表したばかりである。このサーモスタットは、Nestのオンラインストアでも購入することができる。
しかし、なぜAppleが販売することになったのか?
このサーモスタットを開発したグループを率いていたのが、初代「iPod」とiPhoneの開発に携わった人物の1人であるTony Fadell氏だったからである。同製品には、Apple製品に見られる「DNA」の多くが組み込まれている。
また同社は最近、Appleの元知的財産最高責任者(CIPO)であるRichard Lutton Jr.氏を雇用した。Nestは、Honeywellが同社を提訴した特許侵害訴訟の只中にあるため、これは賢明な動きとなるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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