Foxconnとしても知られる鴻海精密工業が、日本電気(NEC)のフラットパネル製造に関する特許を買い取ると海外で報じられているが、NECは10月1日、CNET Japanの取材に対してこの買収の事実を認めた。
台湾のCentral News Agency(CNA)が現地時間9月29日に報じたところによると、鴻海は台湾証券取引所に対し、子会社Gold Charmがこの特許を94億5000万円で買い取ると報告したという。取引は12月28日までに完了する予定だとしている。
鴻海は特許取得により、フラットパネル特許に関する現在のポートフォリオを強化するとともに、同分野における研究開発(R&D)の可能性を広げると述べた。
この取引に関するこれ以上の詳しい情報は公開されていないが、CNAによると、鴻海はNECのタッチパネル技術に注目しているという。また、鴻海の会長である郭台銘氏は8月、NEC社長の遠藤信博氏と会談し、NECの液晶ディスプレイに関する特許を買い取ることで合意したとしている。
NECは日本時間の10月1日、今回の買収を事実として認めた。報道通り94億5000万円で売却する予定であることも認めている。
郭氏は3月にシャープとの間でも同社の株式10%を取得することで合意しており、その一環として、シャープの先進的なフラットパネル製造工場に対して46.5%出資することになっていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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