REVENTIVEは9月27日、最大9人までのコミュニティを作ることができるプライベート向けSNS「Close(クロース)」を公開した。App Storeにて無料でダウンロードできる。
Closeは、9人までの親しい友人との間だけで利用できるSNSだ。メッセージのほか、今聴いている「音楽」、観ている「映画」、読んでいる「本」、おすすめの「アプリ」などを、AmazonやApp Storeの商品画像とリンク付きで投稿できる。投稿ごとに誰と共有するかの選択も可能。友人とのやりとりはそれぞれ1人ずつ保存されるため、その履歴は「各友人との思い出」として振り返るといった使い方もできる。
最大9人までしかコミュニケーションできないというのは、極めて少ない数人にも思える。これについてREVENTIVE CEOの水田大輔氏は、元Googleで現在Facebookに務めるPaul Adams氏の「The Real Life Social Network」というプレゼンテーションを例に挙げ、「実際に覚えられる友人は150人くらい。中でも本当に親しいのは15人ほど。そこから家族を抜けば、親友はそこまでの数にならない」と数字の根拠を語る。なお、同プレゼンテーションは、150人までしか登録できないクローズドSNSの「Path」もその数字の根拠としていると言われる。
現在日本語版のみ公開しているが、今後は英語、中国語、韓国語でのサービス提供を予定する。Androidアプリについても提供を予定する。
REVENTIVEは京都に拠点を置くスタートアップ。2011年に開催されたビジネスプランコンテスト「ブレイクスルーキャンプ」第1回にてベースとなるサービスを開発し、その後水田氏らが中心となって起業した。メンバーは大学生が中心となっており、2011年10月にはアレン・マイナー氏やエンジェル投資家から1500万円を調達している。また現在はKDDIが提供するインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo」の第3期メンバーにも採択されている。
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