Research In Motion(RIM)の「BlackBerry Jam」開発者カンファレンスは、幹部らによる活気ある説明や次世代「BlackBerry 10」OSの性能デモが満載であったが、そのすぐ後に、同社は会計年度第2四半期決算を発表した。2億3500万円(1株あたり45セント)の損失を計上し、前年同期の利益3億2900万円(1株あたり63セント)からの転落となった。
売上高は前年同期の41億7000万ドルから30%減少し29億ドルとなった。
この結果は、RIMが大転換を図る真っただ中で直面している厳しい現実を反映している。この先も損失が予測されており、強気なスピーチや製品デモがあっても、この大幅な損失を補うことは難しい。RIMは、Appleとサムスンがますます優位に立っているビジネスで押しやられている1企業であり、再起しようと躍起になっている企業の1社にすぎない。
リストラ費用を除く調整後の純損失は1億4200万ドル、1株あたりでは27セントであった。
結果は米金融市場の低い予測を少なくともわずかに上回った。アナリストは平均して、損失が1株あたり46セント、売上高は25億ドルと見ていた。
同社の現金保有高は、現金および現金等価物と短期投資の合計で20億ドル以上となった。
BlackBerry Jamにおいて27日、同社の同四半期の契約者は200万人増加し、契約者ベースの合計が8000万人となったことを発表した。
出荷台数は、BlackBerryスマートフォン740万台、「BlackBerry PlayBook」タブレット13万台であった。
RIMは、本拠地を置く北米市場を含む主要なマーケットにおいてシェアを失い続けている。同市場の消費者は、BlackBerryから「iPhone」や「Android」端末へ乗り換えている。
RIMは、「BlackBerry 10への移行と人員削減を通して」第3四半期は営業損失の計上が続くだろうと注意を促した。同社はまた、月額料金の値下げ圧力にも直面している。同社は、次期スマートフォンの売上げ増加に向けて、ターゲットマーケティングに投資する意向を伝えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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