クエリーアイは9月20日、スマートフォンアプリのマーケティング分析システム「QuerySeeker Analyze」に、au スマートパス、ドコモ dmenuの2つのプラットフォームと新機能「ベンダーランキング」を追加したと発表した。
QuerySeeker Analyzeは、App Store、Google Play、Windows Storeの3つのプラットフォームを提供しており、それに続くサービスだ。
au スマートパス、ドコモ dmenu版では、それぞれのアプリのランキングやTwitterクチコミ、ブログ、ニュースサイトなどの情報を収集しデータベース化。クロスして見ることで、口コミまで含めた市場状況を見られるのが特長。2012年5月以降のデータに対応する。初期費用が15万5400円、月額費用1カ国あたり15万5400円で、料金はこれまでと同じだ。
ベンダーランキングは、アプリのランキングデータから各ベンダーのランキングを独自に集計したもの。アプリビジネスで成功しているベンダーを特定し、その傾向や手法などを分析できるとしている。
データは、日別、月別で集計しており、QuerySeeker Analyze上で閲覧と分析が可能。データは、App StoreやGoogle Playで公表されているアプリの各種ランキングをベースにしたもの。1日1回、基準時間に上位300位までを対象にし、1位のアプリに300点、2位のアプリに299点、300位のアプリは1点と順位毎に点数付けを行い、ベンダーごとに点数を合計したとしている。いずれのプラットフォームも追加費用なしで利用できる。
また、クエリーアイでは、ベンダーランキングをもとにした月間ベンダー売上げランキング・ベスト5(2011年9月~2012年8月)を公表した。
日米の市場では、ゲームなどの特定のエンターテイメント関連企業が上位を占め、順位の変動も比較的緩やかな動きで寡占化が進行しているという。
iPhoneの日本市場ではGREEが9カ月連続1位を継続し、Androidではコロプラが5カ月連続1位を継続。米国のiPhone市場では、Zyngaが7カ月連続1位を継続し、AndroidはGlu mobileが8カ月連続で1位が続いた後、直近2カ月ではGameloftが1位という。注目点は、Android米国市場でMobageが急速に順位を上げており、8月は2位だったことだとしている。
なお、これらのシステムは東京ゲームショウ 2012のクエリーアイ・ブース(ブース番号5-N9)にて展示されている。
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