月額1000円を一定期間、毎月の利用料金から割り引く「スマホ下取りプログラム」では、すでに発表済みのiPhone 4S/4に加え、iPhone 3GS/3GとX06HT、X06HTⅡ、001HT、001DL、101DLも対象とすると発表した。下取りといっても、一括で買い取るのではなく、iPhone 4Sの64Gバイトモデルならば20カ月=2万円分の割引きとなるしくみ。サービスの発表にあたっては、すでにAppleへの事前交渉も済ませており、許可を得ているという。
国内メーカーのスマートフォンが対象外なのは、日本以外の市場で中古品として販売するからだ。
「日本国外では、中古のスマートフォンでも活用したい人がいる。アフリカや中南米などいろいろな国があるが、iPhoneは世界的な価格でいくと600ドル、700ドルする。月給よりも高いので買えない。iPhone 4Sなら新品同様だ。3G、3GSでも有り難いところはたくさんある。ゴミの山にするよりは、そのように活用するのがいいのではないかと思い、しくみをつくった」と語った。
今回のプログラムは、機種によって一律で、箱のあるなしやキズの状態など細かい査定はしないという。条件は、「電源が入る。ガラスが割れていないこと。日本の歴史上、最大の下取りプログラムになる。それだけのロジスティクスを準備してきた」と語った。
国内メーカーの端末について、「日本のメーカーも世界で通用するような端末をこれからたくさん頑張って作ってほしいと思う。やれるだけの技術力と経営力があるのではないかと期待している」とコメントした。
なお、買い取りプログラムで対象となるのは、ソフトバンクの端末のみだ。CDMAを採用したKDDIの端末に対し、世界で対応事業者が多いWCDMAを採用していることも理由の一つ。
今回のプログラムについて「これまで、乗り換えの客には優しいが、1回バケツにいれた魚にはエサをやらないのかという批判があり、胸を痛めていた。長年使っていただいているお客様に少しでも還元できるプログラムをできたということで、非常によかったと思っている」とコメント。下取りをすることで、買い換えなどトータルでの安心感につなげていく考えだ。
9月14日の予約開始からまもなく一週間。「予約状況は、われわれのほうが他社よりも多いという認識。それとは別に、多くのユーザーからテザリングについての問い合わせがきているということに対して、われわれとしてどうすべきかというのはぎりぎりまで慎重に検討した。Twitterなどでむちゃくちゃ書かれると真剣に考える。多くのお客様の声を聞いた上で、要望と責任とのせめぎ合い」と話す。
iPhone 5の初回入荷の量は、これまでのiPhoneよりも格段に多いが、「それを上回る、圧倒的な史上最大の予約が一気に来ている」という。初回入荷分は完売状態。以降は入荷の数次第で、すでに発売日である21日に手に入らない人もいるとした。「全世界で品切れになるのは間違いない」という。
また、iPhone 5について孫氏は「本当にすばらしい製品だと思う。史上最強のスマホがiPhone 5だとわたしは信じている」と絶賛した。
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