三菱電機は9月18日、デジタルサイネージ「カンタンサイネージDSMシリーズ」に50V型の「DSM-50L3」を追加した。SDカードを挿入するだけで、動画、音楽再生などができる。発売は10月21日。価格は26万2500円になる。
三菱電機営業本部戦略事業開発室長の齊藤譲氏は「三菱電機のデジタルサイネージは液晶ディスプレイからデータプロジェクタ、オーロラビジョンまで豊富なラインアップを保有している。ハードウェアだけでなく、導入時のコンサルティングからコンテンツ配信までを手がけ、ワンストップで提供することが可能だ。今後は複数の事業に渡る全社的な取り組みとして強化推進していく」とデジタルサイネージ事業における位置づけを話した。
カンタンサイネージDSMシリーズは、SDカードスロットとスピーカを内蔵し、コンテンツ入りのSDカードを挿入するだけでデジタルサイネージが簡単に導入できるというシリーズ。新製品の登場により19V型から50V型まで、全5サイズをラインアップする。
AVCHDファイルの動画とJPEG静止画、MP3形式の音声ファイル再生ができ、電源を入れるとSDカード内のコンテンツを自動リピート再生する仕組み。毎日のリピート再生設定は不要だ。
本体は縦、横の両方向に設置ができ、用途に応じた使い分けが可能。縦置きができるのはカンタンサイネージDSMシリーズでも50V型のみで、縦設置時の放熱処理がされているとのこと。これによりスペースのあまりない場所でも置くことができるとしている。JPEG静止画再生時にはMP3ファイル内蔵のUSBメモリを接続するとBGMとして使用できる。
三菱電機では、デジタルサイネージ機器の導入にあわせて、6月から静止画コンテンツの制作を請け負う会員制の「カンタンサイネージクラブ」を開設。ウェブサイト上から作成の申し込みが可能だ。
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