Googleの「Android」担当チーフであるAndy Rubin氏は、同社がAcerにライバルOSの採用中止を強要したとの主張に反論した。
Rubin氏は米国時間9月14日のブログ投稿の中で、Alibabaの「Aliyun」プラットフォームについて、ほかのAndroidデバイスとの互換性を確保できないまでに大規模な変更が施されたAndroidの派生バージョンだ、と指摘した。Open Handset Allianceの一員であるAcerは、そのようなOSを採用することを禁じられている、とRubin氏は述べた。
同社は電子メールで送信された声明の中で、「互換性はAndroidエコシステムの根幹をなすものであり、開発者とメーカー、および消費者に一貫した体験を提供することを可能にするものだ」と述べ、「Aliyunのような、互換性のないAndroidバージョンは、そのエコシステムを弱体化させる」としている。
声明は、GoogleがAliyun OSのサポート停止をAcerに強要しているとの批判をAlibabaから受けて、出されたものだ。Acerは当初、13日に記者会見を開いて、初のAliyun搭載スマートフォンを披露する予定だったが、その計画を完遂した場合、サポートの提供を停止する、とGoogleから伝えられた。その結果、記者会見は中止になった。
一方のAlibabaはGoogleを非難している。
Alibabaは13日、米CNETに電子メールで送信した声明の中で、「Googleは弊社パートナーに対し、もし製品でAliyun OSを採用したら、弊社パートナーとのAndroidに関連する協力およびほかのテクノロジライセンシングを終了すると通知した」と述べた。
またAlibabaは14日、Rubin氏の投稿に対し改めて反論した。
「Aliyun OSはAndroidエコシステムの一部ではないので、当然、Androidとの互換性はなく、互換性を確保する必要もない」と同社のバイスプレジデントJohn Spelich氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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