ドメイン登録とウェブホスティングを提供するGo Daddyは、莫大な数のウェブサイトがダウンする結果となった米国時間9月10日のサービス停止は、ハッカーの攻撃に起因するものではなかったと述べた。
同社の暫定最高経営責任者(CEO)を務めるScott Wagner氏は声明で、「サービス停止は、外部からの影響に起因するものではなかった」と述べた。「『ハッキング』やサービス拒否攻撃(DDoS)によるものではなかった」(Wagner氏)
多くのGo Daddy顧客に影響を及ぼしたサービス停止が米国太平洋時間午前10時ごろに始まった後、@AnonymousOwn2rというTwitterハンドル名を使用する何者かが分散型サービス拒否攻撃(DDoS)によってこのサービス停止を引き起こしたと主張した。サービスは米国太平洋時間午後4時までに復旧したと同社は述べた。
Wagner氏は声明で、「顧客データが危険にさらされたことはなく、われわれのシステムが攻撃されたこともなかった」と述べた。また同氏は、今回の問題について顧客に謝罪するとともに、顧客の忍耐に感謝した。
しかし、サービス停止の実際の原因については未だ不透明で、Wagner氏は具体的なことについてはあまり多くを語らなかった。
サービス停止は、一連の内部ネットワークイベントによるルーターデータテーブルの破壊が原因であったことが判明した。問題が特定されたところで、是正策を講じ、顧客向けのサービスとGoDaddy.comを復旧した。また、再発防止のための対策を講じた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス