ペンタックスリコーイメージングは9月11日、デジタル一眼レフカメラ「K」シリーズの最上位機種「PENTAX K-5 II」を10月中旬より発売すると発表した。
PENTAX K-5 IIは、2010年10月に発売された「PENTAX K-5」の後継機種だ。コンパクトかつ堅牢なボディはそのままに、新開発のAFモジュール「SAFOX X(サフォックス・テン)」を新搭載。AF輝度範囲-3EV~+18EVに対応するほか、大口径レンズ使用時に精度の高いピント検出が可能なF2.8の光束対応、セレクトポイントから動体が外れても追尾を継続する「セレクトエリア拡大」機能などで、従来よりもさらに多彩なフィールドでの撮影をカバーしている。
ディスプレイは広視野角で見やすい3.0型・約92.1万ドットのエアギャップレス液晶、撮像素子には23.7mm×15.7mmのCMOSイメージセンサ(有効画素数:約1628万画素)を搭載。通常でISO100からISO12800まで、カスタム設定時にはISO80からISO51200までの幅広い感度設定が行える。そのほか、77カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造、-10度までの動作を保証する耐寒性能、10万回の作動に耐える最高速度1/8000秒のシャッター機構、視野率約100%の光学ファインダ、最高約7コマ/秒の高速連続撮影、手ブレ補正機構「SR(Shake Reduction)」なども特長だ。
さらに今回は、解像度を優先したモデルとしてローパスフィルターレスの「PENTAX K-5 II s」も同時発売となる。ラインアップは、「PENTAX K-5 II ボディキット」(市場想定価格:11万円程度)、「PENTAX K-5 II 18-135WR レンズキット(smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6 EDAL [IF]DC WR付)」(同:16万円程度)、「PENTAX K-5 II s ボディキット」(同:12万円台半ば)となっている。
そのほか、Kマウントデジタル一眼カメラ用のレンズとして、15倍ズームに超音波AFモーターを備えた高倍率ズームレンズ「smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM」(同:7万円程度)、新開発のマルチコーティング技術「HDコーティング」を施した遠景描写に優れた超望遠レンズ「HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW」(同:60万程度)、同じくHDコーティング製品で、中判デジタル一眼レフカメラ用の中望遠交換レンズ「HD PENTAX-D FA645 MACRO 90mmF2.8ED AW SR」(同:40万円程度)も近日発売予定となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」