Microsoftは、「Windows 8」の発売日が1カ月以上先であるにもかかわらず、「ブラウザ選択」画面を有効にするアップデートを同次期OSユーザーに対して提供を開始した。
欧州のWindows 8ユーザーは、Microsoftの「Internet Explorer」も含め、どのブラウザをインストールしたいか選択できるようになった。
「Windows Update」のパッチによって、Windows 8の「タイル」型(以前の名称は「Metro」)アプリが提供され、Internet Explorer以外にも「Mozilla Firefox」「Google Chrome」「Maxthon 3」「Opera」など、広範なサードパーティーブラウザのインストールが提供される。
Internet ExplorerはWindowsとともにインストールされているが、アップデートによってデスクトップから「ピン留め」が外され、ブラウザ選択タイルが「Start」画面に追加される。ただし、Internet Explorerはタイル型の新規Start画面に残る。
Microsoftが「Windows 7」の最新パッチバージョンにこの必須ソフトウェアを組み込まなかったことに対し、2012年になってから議論が起こっていた。その結果、欧州における2700万人もの消費者にブラウザ選択用のオプションが提供されなかった可能性がある。
Microsoftは2009年、Internet ExplorerをデスクトップソフトウェアにバンドルすることでOS市場における独占的な立場を悪用したと、欧州の独占禁止法当局により指摘を受けた。同社はこの件で欧州と和解し、「ブラウザ選択」画面を欧州ユーザー向けのWindowsに組み込んだ。同画面は、2010年2月に初めて登場している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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