Windows 8に搭載されていないことをユーザーが残念がるかもしれない1つの機能は、Microsoftの「Windows Media Center」ホームシアターソフトウェアとそれに含まれるDVD映画プレーヤーコーデックだ。Windows 8 Proユーザーも初期状態ではWindows Media Centerを利用できないが、アップグレード後に同ソフトウェアを無料でダウンロードできる。基本のWindows 8のユーザーは、Microsoftが「Windows 8 Pro Pack」と呼ぶものをダウンロードする必要がある。Pro PackはユーザーのOSをWindows 8 Proにアップグレードし、それとともにMedia Centerもインストールする。Pro Packアップグレードの価格はまだ発表されていない。
--Windows 8のハードウェア要件は何か。
Microsoftがブログ記事の中で概略を示した基本要件は、以下のとおりだ。
さらにMicrosoftは、「『Metro』スタイルアプリケーションは、1024×768以上のスクリーン解像度が必要で、『Snap』機能を利用する場合は1366×768の解像度が必要だ」と述べている。Snapとは、ユーザーがアプリケーションウィンドウをスクリーンの端にドラッグしたときに、ウィンドウを自動的にリサイズし、適切な位置に配置するWindows 8の機能のことだ。Metroとは、タッチ操作を想定したWindows 8の特徴的なソフトウェアインターフェースデザインの名称だったが、現在この名称は使われていない。
Microsoftは代わりの名称として、「Modern UI」と「Windows 8-style UI」の両方を提案しているが、Windows 8の発売日である10月26日までに、もっと洗練された名称に変更される可能性もある。
--アップグレードを実行すると、古いファイルおよびシステム設定はどうなるのか。
それは、どのバージョンのWindowsからアップグレードしたかによる。Microsoftによると、「消費者向けのWindows 7エディションからWindows 8 Proにアップグレードする場合は、Windowsの各種設定や個人ファイル、アプリを含む、あらゆるデータを移行させることができる。Windows Vistaからアップグレードする場合は、Windowsの各種設定と個人ファイルを移行させることができる。Windows XPからアップグレードする場合は、個人ファイルのみを移行させることができる」という。
--アップグレードを実行すると、これまで使用していたハードウェアやソフトウェアに問題が発生することはあるのか。
Windows XPやWindows Vistaからアップグレードする場合、アップグレード前に使用していたあらゆるアプリケーションを再インストールすることを覚悟しておいた方がいい。ただし、Windows 7で動作していたプログラムの大半は、Windows 8でも動作するはずだ。Microsoftは「Compatibility Center」ウェブサイトを公開しており、Windows 8で動作することが確認されている具体的なアプリケーションおよびハードウェアデバイスを確認できる。アップグレードのインストールを開始するときにも、互換性レポートが表示される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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