クラウドファンディングプラットフォームKickstarterは米国時間9月4日、Kickstarterプロジェクトが失敗に終わった場合の寄付金の行方について懸念が生じている件で、説明責任を果たした。
Kickstarterの共同創設者であるPerry Chen氏、Yancey Strickler氏、Charles Adler氏は4日、「過去3年間にKickstarterで資金を集めて生まれた創造的なプロジェクトの数は膨大だ」とブログ投稿で述べるとともに、「しかし、もちろん全てのプロジェクトが完璧に進むわけではない。複雑なプロジェクトでは特に、遅延が生じることもある。一部のプロジェクト創設者は、経験したことのないプロセスに対処するのに収拾がつかなくなる」と続けた。
最終的にKickstarterは、返金の責任はプロジェクト創設者にあると結論付けている。同社の利用条件では、プロジェクト創設者は「プロジェクトの約束を履行する」よう法的に義務付けられているほか、「報酬を守らなかった、または守れなかった場合に支援者に返金する」義務も負うとされている。
Kickstarterの共同創業者らは、同社が自ら返金できない理由について、以下のように述べている。
Kickstarterは返金をしない。取引は支援者とプロジェクト創設者との間で行われるためだ。実際、Kickstarterが資金を受け取ったことは一度もない。プロジェクトの資金集めが成功した場合、資金は支援者のクレジットカードからプロジェクト創設者の「Amazon Payments」アカウントに直接移される。返金はプロジェクト創設者の責任であり、彼らのAmazon Paymentsアカウントを使って行うことができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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