インナーイヤーヘッドホンで7.1chサラウンド--オーディオテクニカ「ATH-DWL3300」 - (page 2)

ヘッドホンでも“ながら観”できる唯一の視聴スタイル

 ATH-DWL3300は、2010年に投入されたオープンエアー型の7.1chサラウンドヘッドホン「ATH-DWL5500」の弟機にあたる。内容としては上位モデルを踏襲する構成になっており、ヘッドホンやトランスミッタ、リモコン付きレシーバのほか、0.6mのヘッドホン延長コードや4つのサイズのイヤピース(XS、S、M、L)、1.5mの光デジタルケーブル、専用ACアダプタを2個付属する。HDMI接続には非対応。別売オプションとして、増設用ヘッドホン「ATH-DWL3300RE」(実勢価格:1万9200円)も用意されている。

  • 延長コードやイヤピースなど充実の付属品が同梱されている

  • トランスミッタ天面にはリモコン付きレシーバと同様、頻度の高い操作ボタンを配置

  • トランスミッタ背面には光デジタル入力端子×2と光デジタルスルー端子×2のほか、アナログのライン入力端子などを用意

 ヘッドホンの装着感は、いやゆるカナル型と同感覚で軽いのが特長。ハウジングトップに穴が開いているが、音が抜けるわけではないためオープンエアー型のサラウンドヘッドホンよりは音漏れも軽減されそうだ。

 また3D専用メガネの普及があまり広がっていないことを考えると、実際にはインナーイヤータイプの優位性としては、普通のメガネを着けても違和感なく試聴できることと“寝転がりながら観れる”ことと言えそうだ。これまでのサラウンドヘッドホンは大型のものが多く、着けたまま移動はできても寝転がって観ることはできなかったし、ここまでの軽さもなかった。映画などを長時間“ながら観”するのに、まさにうってつけのスタイルとなっている。

  • 同社のCKMシリーズを彷彿とさせるデザインのヘッドホン

  • これまでのサラウンドヘッドホンにはない軽量さが魅力。筆者の場合、Mサイズでしっかり収まった

 本製品最大の特長とも言える、着脱式のリモコンレシーバ。メインとなる操作系を集約し、再生機器のチャプタ操作や停止などを除けば、基本的にはこのレシーバですべての操作が行なえる。手持ちのヘッドホンを接続する際の注意事項としては、インピーダンスの数値を確認しておくこと。ほぼ何でも問題なさそうだが、メーカー推奨としてはは16Ω~64Ωとなっているため、ベストなパフォーマンスを求めるならその範囲内のもので試したい。

  • 着脱式のリモコン付きレシーバ。片手で持てるサイズだ

  • ヘッドホン端子はレシーバの底面にある

  • 電源とHOLDボタンは右側面に。クリップ付きでぶらつきも抑えられる

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