Reutersは米国時間9月3日、Dow Jones Newswiresの記事を引用して、モバイルネットワークインフラストラクチャのサプライヤーとして世界最大規模を誇るEricssonが、ライバルであるNokia Siemens Networksのビジネスサポートシステム(BSS)部門を買収する最大の候補である可能性があると報じた。
フィンランドのNokia Corp.とドイツのSiemens AGが株式を50%ずつ保有するジョイントベンチャー企業であるNokia Siemensは、最良の状態にあるとはいえない。同社は大規模な「世界的再編計画」を控え、現金を節約するために同社事業のかなりの割合を切り落とそうとしている。
同社は2011年11月、従業員の4分の1弱に相当するおよそ1万7000人を削減して、2013年末までに10億ユーロ(14億ドル)を節減する予定だと述べた。
しかし、ソニーとの合弁事業を最近解消したEricssonだが、買収を考えているのは同社だけではないようだ。本件に詳しいDow Jonesの情報筋によると、米国の通信メーカーAmdocsが、同ビジネスサポート部門の買収を検討しているという。同部門は、モバイルネットワークと通信向けのEコマースソリューションを提供している。
ただし、直ちに買収が実現するわけではないようだ。
EricssonとNokia Siemensはともに、Reutersへのコメントを避けた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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