3G回線の規制時に役立つ帰宅支援iPhoneアプリ--「かならず帰る」

 「かならず帰る」は、GPSで現在位置を調べ、あらかじめ登録しておいた目的地までの距離と方角を表示するアプリだ。災害にともなう通信回線の規制などで地図アプリが利用できない場合の代替として利用できる。

  • まずは画面右上の+ボタンを押して目的地を登録する。完了するとさっそく現在地からの直線距離が表示される

 利用にあたっては、まず目的地を登録しておく。災害時の利用を前提にするのであれば、自宅などの登録は欠かせない。ほかには会社や乗り換え駅、また親類の家など、緊急時に目的地となりうるスポットを登録しておくとよいだろう。

 登録が終わればリスト上にそれらの目的地と、直線距離が表示される。タップすると方角を示すコンパスと、徒歩で移動した場合の到着までの所要時間が表示されるので、それをもとに移動すればいい。方角も表示されるので、東西南北を見失うこともない。

 画面に表示されるのは基本的にコンパスのみ、地図すら表示できないシンプルな設計だが、これは本アプリが災害時の利用を想定しているためだ。一般的な地図アプリであれば、移動のたびに地図データをダウンロードするため3G回線で通信しながらの利用が必須となるが、本アプリであれば電子コンパスとGPSだけで方角と距離が表示できるので、3G回線が規制されている場合でも利用できる確率が高い。

 このほかの活用法として、出発地点と到着地点を登録しておくことで、いま何割ほど目的地に近づいた位置にいるかを知るのにも役立つ。例えば自宅と会社とを登録しておき、移動中に参照すれば、いまちょうど中間地点にさしかかったあたりだとか、3/4の地点までは来ているといった具合に、何合目にいるかが分かるというわけだ。試しに何度かオンオフして、いざという時に使えるようにしておくとよいだろう。

  • 目的地を選択すると、直線距離のほか、進むべき方角、および徒歩で移動した場合の到着までのおおよその時間が表示される。iPhone標準のコンパスアプリに目的地がセットできるようになったものと考えると分かりやすい

  • GPS情報で、緯度と経度、およびGPSデータの精度について表示することもできる

>>かならず帰るのダウンロードはこちらから

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