乗換NAVITIMEは、地図情報などが充実したNAVITIMEシリーズの中でも、交通機関を利用した乗り換え案内に特化したアプリだ。無料で利用できる。位置情報サービスをオンにしておくと最寄り駅を表示できる。経由地の指定や5分後・5分前の時刻指定などの便利な機能が備わっているほか、文字のサイズが大きく、アイコンの色はくっきりとしていて見やすい。
なんといっても、最寄り駅を素早く表示してくれるのはうれしい。駅のすぐそばにいる時、少し急げば次の電車に間に合うのか、10分以上の余裕があるかなどを知りたいときには特に重宝する。ルートをいくつか知っている場合には、経由が指定できるのも便利だ。検索結果は、テキスト形式でメール送信できる。また、よく使う検索はブックマークに登録しておくことで、次回からは駅名を入力する手間が省ける。
駅名を直接入力して経路を検索できるほか、首都圏、東京(地下鉄)、関西、名古屋の路線図を使用して、出発・到着駅を指定することも可能だ。路線図上の駅名をタップすると、「出発駅に設定」「到着駅に設定」「時刻表を見る」という3種類の機能を選択できる。路線の全体像を把握しながらルート検索ができるため、どのようなルートを通るのか、途中にはどのような駅があるのかを確認しながら目的地に向かえる。今どのあたりにいるのかが分かるのと分からないのとでは、安心感が違う。ルートの表示順は、設定画面で変更可能だ。時間の短い順や運賃の安い順といったおなじみの順番以外に、CO2の少ない順やエレベータを優先する順などの条件も選べる。
時刻表は、鉄道だけでなくバスにも対応している。時刻表画面を表示すると、検索履歴のある駅名と、周辺の駅およびバス停が表示される。これはかなりうれしい機能だ。近くのバス停から順に、バス停の名前が一覧表示されるのは、他のアプリにはない機能で、バスをよく利用する場合は非常に助かる。ただし、本アプリだけでは、バス停の場所を知らないとバス停まで辿りつくことは難しいだろう。家、会社、よく行くカフェなどのそばにあるバス停を利用していて、直近のバスの時間を知りたいというときには重宝する。また、運行状況もきちんと知らせてくれる。運行状況画面では、都道府県別の運行状況の情報件数が表示されており、都道府県名をタップすると、各路線の件数が表示される。
乗り換え案内系のアプリはたくさんあるが、乗換NAVITIMEは、GPSと連動させて最寄り駅の時刻をサッと知りたい人や、バスをよく使う人に特にお勧めだ。
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