TSUTAYA.comは、Facebookページにて、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のマーチャンダイザー(MD)がおすすめ作品をプレゼンする「どっちが観たい!?TSUTAYAエンタメバトル」を開始した。ユーザーによる投票を行うほか、辛酸なめ子さん、内沼晋太郎さん、ブルボンヌさんの3人を審査員に迎える。9月3日から公開している。
これは映画を中心としたおすすめのエンターテインメント作品をMD2人が登場し、Facebook上でそれぞれがプレゼンするというもの。作品は新旧作問わず、毎月1回テーマに沿ってチョイスされる。
登場するMDは、発掘良品担当の勝江正隆氏と邦画作品担当の可野修平氏。現在公開されているコンテンツでは、「美少女」(デモ用)、「スポ根」(第1回)のテーマに合わせた2作品、全4作品を審査員に向けてプレゼンした。
普段は、本社担当MDとして各地の営業担当者に向けて仕入れ作品のプレゼンをしている勝江氏と可野氏。「通常は全体の方針や今月の売上目標などをプレゼンしていますが、一つの作品をこれだけ堀り下げてプレゼンすることはあまりないですね」(可野氏)という。
CCCグループでは、TSUTAYA.comのほか、TSUTAYA店舗の「Tsutaya」、発掘良品専用の「TSUTAYA発掘良品」などのFacebookページを運営している。それらのFacebookページにも両氏は作品紹介の投稿を担当する。「●月●日に●●●という作品が紹介されます。という投稿はまずしません。そうした基本情報を含めた上で、こういう風に書いたら見たくなってくれるかな、というものを探りながら取り組んでいます」(勝江氏)とのこと。
そうした姿勢はプレゼンバトルにも表れている。「紹介作品は審査員の方々にあわせて選びました。普通ではなくちょっとおもしろい作品がいいなと」(勝江氏)、「私たち商品担当やTSUTAYAの店頭で働くスタッフは、相手を見て作品をレコメンドするスキルを日常的に身につけているものなんです。ですから今回も相手の方に合わせて作品を選んでいます」(可野氏)。加えて今回に関しては「知っているか知らないか」くらいの微妙なラインの作品をチョイスしたという。
可野氏は「映画が一番みたくなるきっかけは、友人など信頼できる人から『これ面白かったよ』と言われること。それが従来のクチコミからソーシャルメディア上へと移ってきている。今回のエンタメバトルでも、シェアしてもらうことで作品の良さを伝えていく。そういうツールの一つになってほしいです」と期待を寄せる。
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