一方、審査員は独自の視点を持ち、プレゼンするMDに対して鋭い質問を投げかけてくれる、という点から漫画家の辛酸なめ子さん、ブックコーディネーターの内沼晋太郎さん、ライター/パフォーマーのブルボンヌさんにお願いしたとのこと。
「映画のプレゼンも、担当MDのお二人にお会いするのも毎月続けていくのが楽しみだなと思いました」(内沼さん)と第1回の感想を話す。
Facebookという限られたメディアの中での展開については「テレビと違って飽きられたら途中で見るのをやめられてしまう怖さがあるので、最後まで見て欲しいです」(辛酸さん)と言う。またユーザーからの作品への投票とコメントが見られるという点に関しては「ユーザーの方の書き込みからいろんな意見が聞けるといいなと。プレゼンに対する補足的なことを書いてくれると盛り上がって面白いかなと思います」(内沼さん)と楽しみにしている部分を話してくれた。
毎月回を重ねていくプレゼンバトルだが、ブルボンヌさんは「審査員となった私達のフィルタを通して、TSUTAYAファンの方に作品の魅力を伝えていきたい。プレゼンターにツッコミを入れるウケ狙いばかりではなくて、見る目も養わないといけませんね」とコメントしてくれた。
エンタメバトルは、プレゼン動画を公開後、Facebookアプリからユーザーによる投票「どっち派」を実施し、ユーザーからの投票とコメントを受け付ける。その後審査員による「どちらのプレゼンが良かった」かに対する結果発表が公開され、最後は審査員がプレゼンされた2作品を見比べ、レビューするという流れ。どっち派でコメント投票したユーザーには、抽選で10名にTポイント1000点がプレゼントされる。
今回の企画を手がけた編成・マーケティングユニットの多田大介氏は「ただ単にプレゼンをするだけではなく、審査員を加えることで、リアルなやり取りを見ていただくことがポイント。MDのみのプレゼンでは、こちらの言いたいことを伝えるだけになりがちですが、審査員から質問やツッコミを受けることで、作品の別の面もアピールできます」と言う。
エンタメバトルのどっち派に参加するにはTSUTAYA.comのFacebookページに「いいね!」をする必要があり、ファン数獲得にもつながる。「ファン数ももちろん増やしたいですが、それ以上にFacebook上でもっとお客様にエンタメを話題にしていただきたい。動画の視聴、投票、コメントなどを通して我々とお客様、またお客様同士のコミュニケーションの活性化を図りたいと思っています」(多田氏)と狙いを話した。
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