Squareは米国時間8月16日、小規模事業経営者向けに固定月額料金制を導入した。これによって、クレジットカード業界に再び新風を吹き込むことが期待されている。
Squareのプレスリリースによると、カードリーダーによる顧客の決済金額が年間25万ドル以下の販売業者は、1回の決済ごとに2.75%という料金体系の代わりに、275ドルの固定月額料金を利用できるという。この月額料金には、追加料金や契約は不要というSquareの通常の特典が含まれる。
Squareは小さい四角形のカードリーダーで知られている。同社カードリーダーを携帯端末に接続すれば、携帯端末がクレジットカード決済端末に早変わりする。同社は「競争の場を公平にしている」と述べており、それは、このようなたぐいの割引がより高額な決済を処理する規模の大きな企業に与えられるのが普通だからである。
Squareの最高経営責任者(CEO)兼共同創設者であるJack Dorsey氏は声明で、「62年もの間、販売業者は複雑で高額の手数料に悩まされてきた。Squareは、販売業者の観点から電子決済の料金体系を見直す初めての企業である。われわれは、手頃で予測可能な料金体系を販売業者に提供する」と述べた。「単一の月額料金によって、販売業者は1日に処理した売り上げが銀行に預け入れられた金額と同額であると知ることができる」(Dorsey氏)
今回の料金体系は、Squareを成功に導いた小規模業者にとって喜ばしいものであり、同社がメインストリームへと進出しようとしている矢先に発表された。Squareは先日、コーヒーチェーンStarbucksと提携しており、同提携には、Starbucksが同社に2500万ドルを出資することなどが含まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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