イー・アクセスは8月8日、2013年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は、前年同期比14.3%増の544億2100万円、営業利益は同36.0%減の41億5300万円、経常利益は同56.9%減の13億8800万円、純利益は同53.5%減の14億7300万円となった。
高速通信サービス「EMOBILE LTE」を中心とした販売施策により累計契約数が拡大し増収となった。一方で利益面では、無線事業における顧客獲得手数料や、販売チャネルの強化にともなう人件費、顧客維持に係る営業費用などが増加。また、ADSL契約数の減少にともない、固定事業の売上高が減少したことで営業利益も減少となった。
また特別利益として、LTEサービスの展開にあたり既存設備との置き換えに対する補填金を計上する一方で、置き換えの対象となった設備の固定資産除却損などを特別損失として計上したため、純利益が減少した。
第1四半期の、新規契約数から解約数を差し引いた純増契約数は12万1000契約で前年同期と比べて45.7%減となった。これは、量販店などにおけるEMOBILE LTEの獲得が堅調に推移したものの、3Gモバイルブロードバンド回線の卸売り先での獲得数が減少したことによるものだ。
ARPU(1契約当たり月間平均収入)は、前年同期比6.3%減の2680円。これは主に、月額料金が相対的に低い3Gモバイルブロードバンド回線の卸売りの累計加入者数の比率が増加したことによるものだという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス