イー・アクセスは2月22日、下り最大75Mbps/上り最大25MbpsのLTEービス「EMOBILE LTE」を3月に開始すると発表した。3月末までに全国人口の40%をカバーし、6月末時点で東名阪主要都市の99%をカバーする予定。EMOBILE LTEエリア外であっても、全国人口93%をカバーする下り最大42Mbpsの「EMOBILE G4」を利用できる。
イー・アクセス代表取締役社長のエリック・ガン氏は、EMOBILE LTEは世界標準の通信規格であるFDD-LTEを採用していると説明。また、通信速度については「国内では最速クラス」と胸を張る。料金は正式には発表されなかったが「目標は現状と同じ月額3880円で提供したい」(エリック氏)とした。
イー・アクセスは2月9日に発表した中期事業戦略で、2013年3月までにLTEのエリアカバー率を70%まで向上させ、2013~2015年にLTE対応スマートフォンを投入すると説明している。
同代表取締役会長の千本倖生氏は「LTEサービスの提供をイー・アクセスにとっての第2の創業と考えている。常に革新的なサービスを提供してきた当社の使命として、世界の通信技術の本流であるLTEをもって、あらゆる人々がどこでも常に高速通信サービスでつながっている、そんな新しい時代の扉を開く」と意気込みを語った。
EMOBILE LTEの提供に併せて、EMOBILE LTEとEMOBILE G4の両エリアに対応したWi-Fiルータ「Pocket WiFi LTE」2機種(GL01P/GL02P)とUSBスティック1機種(GL03D)を3月以降に順次発売する。いずれの端末も価格および発売日は未定で、決定次第告知するとしている。
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