Amazonが、新しい「iPad」用アプリケーション「Instant Video」を公開した。Netflixに対するモバイル競争を仕掛けた格好だ。
iPadユーザー向けに無償提供されるAmazon Instant Videoアプリケーションを使うと、ユーザーは「Amazon Prime」に加入しているかどうかにかかわらず、Amazonのオンラインビデオストアで提供されている12万本以上のビデオを購入またはレンタルすることができる。
ユーザーは、コンテンツをストリーミングするか、ダウンロードしてオフラインで視聴することが可能。Amazon Prime会員(年会費79ドル)は特典として、数千もの映画やテレビ番組を追加料金なしでストリーミングできる。Primeに加入していないユーザーは、個々のコンテンツをレンタルまたは購入する際に料金を支払う必要がある。
Netflixのキューと同様に、お気に入りの映画は「Watchlist」に追加できる。Amazonのお勧めの映画やテレビ番組は大人用と児童用にそれぞれ一覧表示される。「Whispersync」機能を利用すれば、映画やテレビ番組のエピソードをiPadで視聴し始め、その後、PCや「Mac」「Kindle Fire」などの対応端末で続きを見ることができる。
実際にはアプリケーションから直接ビデオのレンタルや購入ができるわけではない。ビデオをレンタルまたは購入するには、コンピュータかモバイルブラウザを起動してAmazonの「Instant Video Store」にアクセスし、お目当ての映画やテレビ番組を選択してオンライン決済をする必要がある。その後、アプリケーションに戻ると、ビデオがストリーミングあるいはダウンロードできる状態になっている。
あるAmazon関係者は米CNETに対し、「iPadの『Safari』など、ウェブ上のAmazon Instant Videoから新作ビデオをレンタルまたは購入することができる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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