ニフティは7月31日、PaaS「ニフティクラウド C4SA」の正式版の提供を開始した。これまでクローズドベータとして提供していた。アイデアをすぐにサービス化したいと考えている個人から企業などの法人まで利用できるとメリットを強調している。
C4SAは「Cloud for Scalable Application」の略。IaaS「ニフティクラウド」上で稼働している。ウェブサービスに必要なウェブサーバやデータベースサーバのほかに、ウェブアプリケーションフレームワークなども用意されている。
使える開発言語はRuby、PHP、Python、Perl。ウェブアプリケーションフレームワークはRuby on Rails、CakePHP、Django。汎用的なソフトウェアとしてWordPress、PukiWiki、concrete5、CandyCaneも提供される。データベースはMySQLが用意されている。
利用料金は1つのアプリケーションを開発、運用できる「キャンバス」を利用単位として、1キャンバスあたり月額945円で利用できる。9月末まではキャンペーンとしてキャンバスの基本料金を無料で利用できる。1キャンバスで1つのアプリケーションを設置できる。
メモリやディスクなどのリソースを柔軟に増強できるスケールアップ、アプリケーションの負荷が高くなった時に、キャンバスを冗長化構成にするスケールアウトも提供される(スケールアウトは8月から提供予定)。キャンバスを共有して、複数で開発、運用できる機能として「コラボレーション」も提供。大容量のデータを格納できるニフティクラウドストレージも利用できる。
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