NYTの偽サイト、元編集長が書いたように偽装した論説記事を掲載

Dan Farber (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年07月30日 11時46分

 The New York Times(NYT)の元編集主幹であるBill Keller氏が書いたように見える論説記事がNYTのウェブサイトのように見えるサイトに掲載されたが、それは偽物である。

 その論説はVisaとMasterCard、American Expressに対して、「支持者が米国憲法修正第1条と言論自由法によって保護されているメディア機関に寄稿したり、購読したりするのを禁じるために、金融取引停止を適用することに反対」するよう促している。この偽の論説記事は、Keller氏が2012年2月に執筆した論説記事「Wikileaks, A Postscript」の追跡記事の草稿として書かれた。

 この偽のコラムのURLによって、NYTのページのほぼ完璧な複製が偽物であることが発覚した。

 いたずらで作られたページのURL:http://www.opinion-nytimes.com/2012/07/29/opinion/keller-a-post-postscript.html

 本物のNYTのURL:http://www.nytimes.com/2012/07/29/opinion/

 Keller氏は、その論説は同氏のコンピュータから送信されたものではないとツイートし、それは間違いなく偽物だとAll Things DigitalのPeter Kafka氏に述べた。

 これは、ソーシャルメディアの鏡の間だ。この「WL Post-Postscript」という論説記事は間違いなく偽物だ(ただし、同記事は私が数日前にMatthew Ingram氏と交わした会話からいくつかの言葉を盗用している。その部分は本物だ)。偽のツイートを偽物と呼んだ私のツイートは本物だ。偽のツイートに関するツイートは偽物ではないとあなたに保証するこのツイートも本物だ。これで、すべてがはっきりしただろうか。それは良かった。ここで述べた内容は真実だ。
Bill Keller氏のツイート

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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