ニールセンは7月25日、「スマートフォン・メディア利用実態調査レポート」(6月版)をもとにスマートフォン利用動向のトピックスをまとめ、発表した。
「よく利用するウェブサイト:トップ30」では、Facebookが10位にランクインした(前回12位)。Facebookは、調査開始以来はじめてのトップ10入り。LINEが前回の24位から14位へと大幅に順位を上げている。
トップ30のウェブサイトについて、利用方法の内訳をみると、Facebookはアプリからの利用が87%で、アプリとの相性が良いことがわかった。Twitterも同様で、アプリからの利用率は88%だった。
スマートフォンを初めて利用した時期については、調査のたびに女性利用者の割合が増加する傾向だったが、今回初めて、最近6カ月以内にスマートフォンの利用を開始した人の割合で、女性が男性を上回った。
同社シニアアナリストの中村義哉氏は「最近6カ月以内にスマートフォンを利用開始した人の割合で女性が男性を上回った。特に20代女性は、スマートフォンからのオンラインショッピング利用率も増加傾向にあり、今後注目すべきセグメントだ」としている。
また「従来型コミュニケーションに特化したLINEの利用率の大幅な増加にも注目すべき。今後はLINEのように、生活者がスマートフォンを利用するシーンの一部を切り取り、それをサポートするサービスを展開することがより重要になってくる」と述べている。
調査は5月21~23日に本人名義でスマートフォンを個人契約し、かつ利用している日本在住の13~69歳男女を対象にネット調査で実施された。サンプル数は約3000。集計時にスマートフォン所有者の人口構成比に応じてウエイトバックを実施している。
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