PayPalは米国時間7月17日、Card.ioを買収したことを発表した。Card.ioは、スマートフォンのカメラでクレジットカード情報のキャプチャを可能にする技術を提供している。
買収に関する条件は明らかにされていない。
今回の買収はPayPalにとって、モバイル決済の新興企業Squareに対する自社の地盤をより強固にするための動きである。Squareは年間40億ドル相当の決済を処理していることを3月に明らかし、さらに先日には国際展開の計画を発表している。同社は、モバイルデバイスを接続し、買い物時にクレジットカードをスワイプするアクセサリを提供している。
サンフランシスコに拠点を置くCard.ioは、PayPalと協業したことで同社の興味を引くことになった。両社は、Card.ioのクレジットカードキャプチャ技術をPayPalアプリに統合することで共に作業した、とPayPalのグローバル製品担当バイスプレジデントHill Ferguson氏は今回の買収を発表するブログ投稿で述べた。
Ferguson氏によると、Card.ioのチームはPayPalのデジタルウォレットチームに所属することになるが、現在のCard.io技術は、アプリケーション内での使用するために開発者向けの提供が続けられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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