チップ大手Intelは米国時間7月17日、予測を上回る第2四半期業績(6月30日締め)を発表したが、第3四半期に対する同社の見通しを下方修正した。「厳しさを増すマクロ経済環境」を理由として挙げている。
同社は、新しいウルトラブックとスマートフォンによって2012年後半の成長が後押しされるという点については、希望的観測を維持した。
具体的な数値を挙げると、Intelの第2四半期売上高は135億ドル、利益は28億ドル(1株あたり54セント)であった。ウォール街の予測は、売上高135億6000万ドル、利益は1株あたり52セントであった。
Intelは今後の見通しについて、第3四半期の売上高を143億ドルプラスマイナス5億ドルとした。ウォール街は、第3四半期売上高を146億ドルと予測していた。2012年全体については、2011年からの売上高成長率は約3〜5%となる見込みだとIntelは述べた。同社はこれまで、売上高成長率が1桁台後半になると予測していた。
Intelの最高経営責任者(CEO)を務めるPaul Otellini氏は声明で、次のように述べた。
第3四半期に向けて、厳しさを増すマクロ経済環境により、当社の成長は、われわれがこれまで予測していたよりも鈍化する見込みである。2012年後半には、豊富な種類のウルトラブックとIntelベースのタブレットおよび携帯電話が市場に投入され、製品および製造分野に対するわれわれの長期的な投資と相まって、2012年およびそれ以降に向けた当社の体制は良好な状態にある。
主な数値は以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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