スマホの表示ページをPCに送信できる「Phone 2 Google Chrome browser」

アプリ名:Phone 2 Google Chrome browser(Ver.3.2.1)
金額:無料(2012年7月16日時点)
カテゴリ:ツール
開発:Luis G. Valle
使用端末:Xperia acro HD IS12S
おすすめ度:★★★☆☆

「Phone 2 Google Chrome browser」は、Android端末で閲覧しているウェブページを、PCのGoogle Chromeに送信し、表示させるためのアプリだ。PCで表示しているページをAndroid端末で表示するアプリ「Google Chrome to Phone」とは逆向きに、Android端末からPCへと送信できる。

キャプション
Android端末にアプリを導入するのと並行して、PCのChromeにも機能拡張をインストールしておく。インストールが完了するとタスクトレイにボタンが表示される

 本アプリを利用するには、PC側のGoogle Chromeにインストールするアドオン、さらにDropboxのアカウントが必要になる。仕組みとしては、本アプリを経てURL情報がDropbox上に保存され、それをPCのアドオンが読みに行って更新されていればURLを開く、という形になる。URLは自動的に開くようにすることもできるし、Chromeのツールバー上のボタンを押して手動で開くよう設定することもできる。

 Android標準の「ページを共有」機能を使って送信するので、標準ブラウザに限らず、サードパーティ製のブラウザからでも利用できるのはメリットだ。送信したURL情報はAndroidアプリ上にストックされるので、あとから開き直したり、再度PCに送信するのも容易だ。また標準ブラウザの履歴情報からURLを選択して送信することもできるので、閉じてしまったページのURLを探して送信することもできる。

 PC→Androidの方向にURL情報を送信するGoogle純正の「Google Chrome to Phone」に比べてページが開くまでに若干のタイムラグがあり、それが一定でないことからややもどかしさも感じる場合もあるが、メールにURLを貼り付けての送信や、ソーシャルブックマーク経由での送信に比べると十分にスピーディーで、仕組みも理にかなっている。サイトのチェックはAndroid端末で行い、閲覧はPCを使って行うという人に、作業の効率化をはかれるツールとしておすすめしたい。

  • まずはAndroid端末側のブラウザで、転送したいページを表示する。「ページの共有」が使えるのであればAndroid標準ブラウザでなくとも構わない

  • メニューの中から「ページの共有」を選択し、表示されるアプリ一覧の中から「Phone 2 Google Chrome」を選択

  • Dropboxを経てURL情報が送信され、PC側のGoogle Chromeで自動的に表示された。ツールバー上のボタンをクリックして手動表示する設定も可能

  • オプション設定画面。訪問済みリンクは開かないようにする設定も可能

  • 送信したURL情報はAndroidアプリ側で記録され、再度開き直すこともできる。このほか標準ブラウザの履歴情報からURLを選択して送信することも可能

  • URL情報はDropbox内の「phone2chrome」フォルダ内に「pages」という名前で保存される

  • URL情報ファイルを開いたところ。JSONフォーマットで記述されている

>>「Phone 2 Google Chrome browser」のダウンロードはこちらから

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