Googleは米国時間7月4日、「Google Play」ストアでのスマートフォン「Galaxy Nexus」の販売を一時停止した。
現在、同ストアでは購入ボタンが「coming soon」という注意書きに置き換わっていて、端末を購入することはできない。その下には、同スマートフォンが販売開始された際に電子メールで通知を受け取るための登録フォームがある。変更を最初に報じたのは、Electronistaだった。
Googleは、来週Galaxy Nexusの販売を再開すると述べている。同端末には「Android 4.1」(開発コード名「Jelly Bean」)が搭載される予定。
Galaxy Nexusは、AppleとAndroid端末メーカー各社の間で繰り広げられている法的争いの影響を最も大きく受けた端末としても有名になってしまった。Android搭載端末のメーカーとして最も大きな成功を収めているサムスン電子が、Appleによる各種特許侵害訴訟の主な標的の1社となっているからだ。
Lucy Koh判事は先週、Appleとサムスンの間の訴訟において、同製品の販売仮差し止めを命じた。サムスンは不服申し立てに対する審理が終了するまで、販売差し止めの一時保留を求めたものの、3日に不服申し立ては却下された。Appleはその後、販売差し止めの発効に必要な供託金9560万ドルを納付したとFoss Patentsは報じている。
Appleは、HTCやMotorola Mobility(2012年に入って買収が完了し、現在はGoogle傘下)などのAndroidパートナーらを相手取り、各社のスマートフォンが同社の「iPhone」の知的財産を侵害していると主張している。
製品の販売が完全に禁止されることはまれだが、HTCは2012年に入り、スマートフォン製品「One」シリーズが短期間ながら米国税関に輸入を差し止められたことがあった。
Galaxy NexusはGoogleが旗艦モデルと位置づけるスマートフォンで、「Android 4.0」(「Ice Cream Sandwich」)を搭載した初めてのAndroid端末でもあった。また、Android 4.1を初めて搭載する予定になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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