ヘッドフォンおよびオーディオソフトウェアメーカーのBeats Electronicsが、サブスクリプション音楽サービスのMOGを買収することをようやく認めた。
両社は米国時間7月2日午前、USA Todayにこのニュースを明らかにしており、買収契約の締結は間近だという米CNETが先週報じた内容を認める形となった。買収条件は明らかにされておらず、1500万曲の楽曲をストリーミングで提供するMOGをどのようにBeatsに統合する可能性があるのかとの質問については、両社は回答に躊躇している。
米CNETは先週、ある筋からの情報として、BeatsがMOGを大幅に変革する計画は当面ないと報じた。しかし、ヘッドフォンや楽曲を含むBeatsブランドのマーケットプレイスにおけるバックボーンとしてMOGを活用することについては、協議されてきたようだ。
イヤフォンやスピーカーも製造するBeatsは、音楽プロデューサー兼ラッパーのDr. Dre氏とUniversal Music Group傘下企業で会長を務めるJimmy Iovine氏という著名な創設者により、その第一歩を非常に早く踏み出すことに成功している。HTCが2011年に3億ドルで買収した後も、Beatsは買収前と同様の事業を続けている。
MOGもBeatsもUSA Todayに対して多くを明かさなかったが、Beatsの社長兼最高執行責任者(COO)であるLuke Wood氏は、Beatsが他の企業よりもMOGを選んだのは、高品質のオーディオを提供したいという同社の情熱からだと語った。
Wood氏はUSA Todayに対し、「彼らは全楽曲を320Kbpsフォーマットで提供した初めての企業だ」と述べ、「また、彼らは最も進歩的かつ最初のサービスとして、LGやサムスンのテレビおよびBMWの自動車向けの提携でそうであったように、マルチアクセスポイントについて非常にコミットしており、スマートフォンへの楽曲配信も極めて早かったと思う」と付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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