レコチョクは7月2日、iPhoneおよびAndroid向けにウェブ音楽配信サービスを開始したと発表した。サービス開始に伴い、ミュージックプレイヤーアプリ「レコチョクplus+」を公開している。Android版はGoogle Playから、iPhone版はApp Storeからダウンロードできる。
レコチョクでは、2010年4月からAndroid 搭載スマートフォン向けに「レコチョクアプリ」による音楽配信サービスを開始しているが、今回新たにウェブブラウザ経由でiPhoneからも購入できるようにした。また、フィーチャーフォンで過去に購入した楽曲を、機種変更したスマートフォンで無料で再ダウンロードできる「おあずかりサービス」にも対応した。
アプリは、単なる「プレイヤー」という位置付けのため、使用は同社のサービス「クラブレコチョク」のメンバーであることが前提だ。アプリを起動すると会員IDの入力を求められる。
また、購入はアプリではなく、iPhoneから(PCは不可)ウェブブラウザを経由してレコチョクにアクセスし、楽曲を購入する必要があることから、操作性はやや複雑なものになっている。
レコチョクには100万曲のラインアップがあり、月額会費は無料。曲はシングル1曲あたり52円~420円、このほかにもアルバム(300円~3900円)や待ちうた・メロディコール(21円~210円/1曲)。
日本経済新聞 電子版で、ソニーがアップルに楽曲配信をするといった記事が出たことから、「いよいよiTunesでの提供か?」とネット上で話題になったが、iTunes上で購入したり、アプリ内課金で簡単に購入できるようになったわけではない。
App Storeでは、早々に厳しいレビューが相次いでおり、期待感が高かっただけに落胆するユーザーの気持ちが垣間見える。
レコチョクではこの騒動について、「いろいろなご意見はあるかと思うが、ユーザーの使い勝手のいいように、開発を改良していきたいと思っている」(広報)と話している。
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