シグマは6月29日、有効画素数4600万画素の高画質コンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP2 Merrill」を7月12日から発売すると発表した。市場想定価格は9万9800円。
SIGMA DP2 Merrillは、有効画素数4600万画素(4800×3200×3層)の「Foveon X3ダイレクトイメージセンサー」(ジェネレーションネーム“Merrill”)を搭載した高画質コンパクトデジタルカメラ。同センサは、同社のデジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」に搭載されている。
大容量データの高速処理が可能な専用画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)II」や、専用設計の高性能レンズ30mm F2.8(35mm換算45mm相当)も備えている。
機能面では、HighモードのRAWファイルで最大7コマ、秒間最高4コマの連続撮影を実現。Mediumモードで秒間最高5コマ、Lowモードでは最高14コマの連続撮影が行える。オートフォーカスには、9個のフォーカスフレームから選択する「9点選択モード」と、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」の採用で使い勝手を向上させている。
マニュアルでのピント合わせに加え、オートフォーカスでピントを合わせた後、フォーカスリングを回してピントの微調整ができるAF+MFモードも新たに搭載された。表示部は約92万ドットの3.0型TFT液晶モニタだ。
ユーザーインターフェースは、カスタムクイックセットメニューや金属製のコマンドダイヤル、フォーカスリング、カスタムクイックセット(QS)モードなどで操作性をアップしている。本体サイズは高さ66.7mm×幅121.5mm×奥行59.2mm、重量は355g。記録媒体はSDカード(SDXC対応)となっている。保存形式はRAWとJPEGで、2種類の同時記録も可能だ。
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