フェンリルは6月28日、ウェブブラウザ「Sleipnir」の最新版となる「Sleipnir 3 for Windows(3.5)」および「Sleipnir 3 for Mac(3.5)」を公開した。それぞれ同社サイトからダウンロードできる。
フェンリルでは、今回の最新版提供に際して、「スマートフォンユーザーのためのデスクトップ向けブラウザ」というコンセプトを新たに掲げた。同社ではスマートフォンユーザーの急増により、デスクトップとスマートフォンのブラウジング環境を連携させたいというニーズが高まっていると分析。そのための連係機能を強化したのが最新版の製品となる。
デスクトップ上の指定の範囲のテキストや住所、電話番号などを、スマートフォン向けアプリ「Sleipnir Linker」(iOS版については現在申請中)を介してスマートフォンに送信できるようになった。また、エクステンション(拡張機能)やブックマークレットなどを使わず、Facebookへの投稿、DropboxやEvernoteへのファイル保存といった操作が可能になるよう、ウェブサービスの連携を強化した。
それぞれサービスの利用には、フェンリルの無料IDサービス「Fenrir Pass ID」の取得が必要となる。
さらに、Mac版同様にWindows版でもデフォルトのレンダリングエンジンにWebKitを採用。Google Chromeのエクステンションも利用できる用になった。
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